キューブ

記事数:(2)

デザイン

魅惑の立方体:キューブカットの魅力

石の持ちまとう力は古来より大切にされてきました。その力は、石の選び方だけでなく、形を変えることでより一層引き出すことができます。たとえば、原石そのままの姿は自然の力強さをありのままに感じさせ、研磨することで生まれた光沢は内なる輝きを映し出す鏡のようです。また、様々な形に整えることで、新たな表情が生まれ、石の魅力はさらに広がります。 近年注目を集めているのが、立方体、つまりさいころのように角張った形に整える技法です。この形は、石本来の力強さと美しさを際立たせるだけでなく、安定感と上品さを兼ね備えています。規則正しい形は、見る人に安心感を与え、身につけると、心の中に落ち着きが訪れ、自信に満ち溢れるようになると言われています。 特に、力を持つとされる石をさいころ形にすると、その効果は格段に上がると考えられています。例えば、水晶はあらゆる力を増幅すると言われ、さいころ形にすると、その効果がより明確に現れるとされています。また、アメジストは心を穏やかにすると言われていますが、さいころ形にすることで、より深い癒しをもたらすとされています。 このように、石の形を変えることで、その力は様々に変化します。自然の恵みである石の力と、人の手による造形の美しさの調和は、まさに芸術作品と言えるでしょう。石を選ぶ際には、その形にも注目することで、より自分に合った石を見つけることができるはずです。
デザイン

ダイスカットの魅力:石の力を最大限に引き出す

ダイスカットとは、力石や鉱物などを立方体、つまり正六面体の形に整え、角と角を結ぶ線を貫くように穴を開けた加工方法のことです。その形が賽の目によく似ていることから、「ダイス」と呼ばれることもあります。 この加工で最も特徴的なのは、穴の位置です。ただの立方体ではなく、頂点からちょうど反対側の頂点へ、中心を通るように穴が空けられています。まるで糸を通して吊るすかのように、対角線を貫く穴が、この加工の最大の特徴と言えるでしょう。 力石の世界では、このダイスカットには特別な意味があると信じられています。角張った六面体の形は、全方向にエネルギーが均等に広がることを象徴し、石が秘めた力を最大限に引き出すと考えられています。そのため、お守りとして身に着ける際に、ダイスカットは好まれる加工方法の一つです。 また、実用的な面でもダイスカットは優れています。対角線に開いた穴は、紐や鎖を通すのに最適です。様々なデザインのアクセサリーに組み込みやすく、石の美しさを際立たせることができます。紐の色や素材、他の装飾との組み合わせ次第で、個性豊かな装いを演出できるでしょう。 力強い印象を与える六面体の形と、繊細な技術で施された穴。ダイスカットは、石の持つ力強さと美しさを共に引き立てる、魅力的な加工方法と言えるでしょう。