神居古潭

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厄除・魔除け

神秘の石、神居古潭石の魅力

北海道旭川市、神居古潭。アイヌの言葉で「神が住む地」という意味を持つこの地は、古くからアイヌの人々にとって聖地であり、縄文時代の遺跡も発見されていることから、悠久の歴史が刻まれた場所です。その神聖な地で生まれた石こそ、神居古潭石です。 神居古潭石は、神々の力が宿る石として崇められ、霊験あらたかな石として、新潟県の糸魚川翡翠にも匹敵すると言われています。緑、黒、藍など、多彩な色合いは、まるで大地のエネルギーを凝縮したかのようで、見る者を惹きつけます。この美しい模様は、長い年月をかけて地下深くで形成された変成岩ならではの特徴です。地下深くで熱や圧力を受け、様々な鉱物が複雑に混ざり合うことで、独特の色合いや模様が生まれます。特に緑色の部分は、緑泥石が含まれているためで、黒や藍色の部分は、角閃石などの鉱物が影響しています。 太古の人々は、この石に宿る特別な力を感じ、お守りとして身につけたり、祭祀の道具として大切に扱ってきました。現代においても、その神秘的な魅力は色褪せることなく、多くの人々を魅了し続けています。手にした者に癒しや安らぎを与え、創造力や直感力を高めるとも言われています。自然のエネルギーが凝縮された神居古潭石は、まさに大地の恵みであり、古代から現代まで、人々を魅了し続ける神秘の石と言えるでしょう。