1カラット以上

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ダイヤモンド

宝石の集合体:メランジェの魅力

宝石の世界で「寄せ石」という言葉を耳にすることがあります。これは、複数の宝石、特にダイヤモンドが集まったものを指す言葉ですが、その中でも特に目を引くのが「メランジェ」です。メランジェは、一粒一粒が比較的大粒、すなわち一カラット以上のダイヤモンドが集まったものを指します。宝石を扱うお店ではよく使われる専門用語の一つです。 ダイヤモンドの小さな粒が集まったものも「寄せ石」と呼ばれますが、こちらは「メレー」と呼ばれ、メランジェとは区別されます。メレーとは、〇・一五カラット以下の小さなダイヤモンドの集まりのことを言い、メランジェと比べると、一粒ずつの大きさがずっと小さく、全体の重さも軽くなります。宝石を飾る際に、メインとなる大きな宝石の周りを小さな宝石で囲んで、より美しく見せることがあります。このような時に使われるのがメレーです。メランジェとメレーは、どちらも複数のダイヤモンドが集まったものですが、粒の大きさで明確に区別されます。 メランジェを構成するダイヤモンドは、大きさや形が様々です。宝石商は、様々な宝飾品に使えるように、大きさの異なるダイヤモンドがまとめて入ったメランジェを購入することがよくあります。例えば、指輪やネックレス、イヤリングなど、様々なデザインの宝飾品に、メランジェを構成するダイヤモンドをそれぞれ使うことができます。このように、メランジェは宝石商にとって非常に使い勝手の良い素材と言えるでしょう。大小様々なダイヤモンドが集まって生まれる輝きは、メランジェならではの魅力です。そして、その多様な使い道が、宝石の世界でメランジェに重要な役割を与えていると言えるでしょう。